DMR広域リフレクタ実験

はじめに

本ページに記載している内容は、DMR広域リフレクタ実験に向けて情報収集を行った内容を纏めています。実際のフィールド実験は結構先になりそうです(機材も揃えられておらず別件に興味が移っているため)。記載の内容の事実確認及び技術検証は未着手です。また、個人的な見解も含まれるためご注意ください。

当初はレピータを構築予定でした

海外の構築事例ですが、Youtubeでレピータ構築動画を発見しました。皆さん楽しそうです。地域クラブってこんな感じですよね。(最近はどうか知りませんが・・・)

Building a Complete Ham Radio Repeater

実工事のイメージを掴んだところで、レピータ構築に向けて情報収集を始めてみたところ、そもそもレピータって立ち上げられないんですね。

レピータ局は立ち上げられません(決まりごと)

 ルールを守らず実験をしても周りに迷惑をかけるだけなので、まずは法律や規約の類を確認することに。

電波法関係審査基準(訓令)

 第15章 アマチュア局  3項にレピータ局について記述がありました。以下、一部引用です。

次に掲げるアマチュア局は、一般社団法人日本アマチュア無線連盟(以下第15において「連盟」という。)が開設するものであること。

(1)レピーター局

となっています。例えば、無線局検索で筑波山レピータ(JR1WA)を検索してみると、

免許人は日本アマチュア無線連盟になっています。さらに電波法関係審査基準を読み進めていくと、16項にレピーター局の審査基準詳細が書かれています。

レピータ局等に関する規程・規約(JARL)

 レピータ局の免許人はJARLになるので、細かい運営規定・規約が JARLサイト に纏まっています。
 実際のレピータ設備管理・運営は各レピータの管理団体(例えば、地域クラブなど)に委託となるようです。レピータ局を開設・運営を行うまでにも様々な要件をクリアする必要があるようで、管理団体の体制だけでも、代表者がJARL会員(正員)暦が継続2年以上かつ満25歳以上で、構成員はJARL正員5名以上(代表者含む)であること。
 レピータ開設要望書を提出してから、JARLワイヤレスネットワーク委員会で検討・審査があり、結構時間を要する話のようです。
 レピータ開設手続きや必要機器などは、JR1UTIさんのサイト D-STAR情報 Web site に資料として纏めて公開されていましたので開設をしたい!という方は参考にされると良さそうです。

決まりごとについてのまとめ

  • レピータ局/アシスト局/リモコン局 はJARLが開設するものである。
  • JARLが免許人となり、各レピータ局の管理団体へ委託の形式を取っている。
  • レピータ局は、管理団体の設立、JARLでの検討・審査を経てからとなり、1年程度の時間を要する。

以上のことから、一般の社団局としてはリフレクタ実験をする方が良いのかな?と方針転換する事としました。

混信問題(技術的なこと)

リフレクタ実験に方針転換をしたので、今度はリフレクタの先輩にあたるEcholinkやIRLP、WIRESなどの情報を調べてみる事にしました。どうやら普段のシンプレックス通信のように混信問題がついて回るようです。対策としてスーパーナローやuplink/downlink逆転の対応が取られているようです。

スーパーナローFM対応

WIRESでのノード局は、D-STARのレピータと違い運用可能な周波数が限られています(VoIP区分と全電波型式のみ)。
そのため、10KHzステップで運用可能なスーパーナローが推進されているようです。

D-STARは占有帯域幅が6.25kHzであるので、レピータの周波数は10kHz間隔で運用されているようです。しかし、アナログ時代には余り見かけなかった周波数配置の運用がなされている事を知りました。

uplink/downlink逆転

JARLで公開されている D-STARレピータ局の開設状況 を見ると、uplink/downlink逆転運用 の記載があります。この答えと思われる内容が、  JARL ネットワーク委員会 レピータに関するアイデアやご意見 に書かれていました。

新規開設局や混信問題を抱えている局に実験的に運用していただいております。
また、隣接周波数干渉に十分配慮した上で奇数チャンネルの使用も行っており、
混信問題などで周波数確保が難しい新設局などを対象に実施しております。

さらにYahoo!知恵袋ではもう少し具体的な話が書かれています。真実か否かは不明ですが、技術観点で考えると発生しうる話ではありそうです。

混信問題(技術的なこと)の考察

まだ書きかけのため、乱文失礼します・・・

 昔々、PHSサービス開始当時に都内などでアンテナは立っているのに繋がらないという事がありました。原因は基地局間で干渉が発生した事によるものだったと記憶しています。

 リフレクタA局とリフレクタB局は、お互いに通信可能な距離ではないため、同じ周波数で運用が行われています。お互いの電波が届く中間地点でハンディ機を用いてリフレクタA局を利用します。利用中にリフレクタB局から電波が出た場合どうなるか。信号が復調できずノーメリット状態が発生する可能性があります。

 アマチュア無線のレピータ局の写真を見たことがありますが、見通しの良いビルの屋上やタワーの上にGPアンテナを立てて運用が行われているかと思います。リフレクタも同様に普段のQSOと同じくGPアンテナ+モービル機20W運用等といった形態をとられていることが多いかもしれません。

 釈迦に説法ですが、 電波の特性 に書かれている事を意識し、アンテナに指向性を持たせる、パワーを下げる、隣接局の周波数を離す、実際の電波到達エリアを確認し、遠方の局でも周波数が被らないようにする。などを検討や調整を行いながらエリアを作れば、DMR広域リフレクタ実験も、その他ノード局やリフレクタに迷惑をかけずに実験ができるかもしれません。

おまけ(国内DMRレピータの話)

最後にDMRレピータの話を。radioid.net の DMR Repeater Search で Japan をキーに検索をしたところ、日本国内では3局存在しているようです。

 気になる方は、アクセスされてみては如何でしょうか。

ちなみに当局が広域リフレクタ実験をするのは栃木県で行う予定です。地方でスミマセン・・・

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